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人生の失敗4~エンジニアから営業への転職でうつ病寸前編~

人生の失敗シリーズ連載中。

 

100万円の詐欺被害に遭う編

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ニュースキンのネットワークビジネスで典型的な失敗例となる編

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ベンチャー企業へ就職するもメリットを感じられず編

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つづいてはエンジニアから営業への転職でうつ病寸前編です。

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エンジニアから畑違いの営業へ転職を検討し始めた理由

エンジニア(中小企業)からエンジニア(ベンチャー企業)への転職で、望んだような結果が得られなかった私。

まぁ結局選んだ会社が悪かったと言われてしまえばそれまでで、本当にそうだと思うのですが。

ここで結果が得られなかったことで、私の中で色々な想いが出てきます。

 

簡単にまとめると

「人生を想うように生きるには起業するしかない」

「仕事にやりがいや居心地の良さを求めるのもいいけど、とにかく稼ぎたい・・・」

というところです。

 

実は「人生を想うように生きるには起業するしかない」という想いは就職する前から漠然とありました。

しかし社会経験もなく、世間知らずな私は、起業をするには何が必要か・どうすればよいかなどが全くわかりませんでした。

なので、大半の人はそうだと思いますが、当然のように就職の道へと進んだわけです。

 

しかし社会人になって本に出会い、数年かけて自己啓発本やビジネス書を読み漁っていた私は

起業するには何が必要か・どうしたらよいかというところに関しても、積極的に勉強を始めていました。

ただ、まだまだ自信もなく、全く持って踏み切る状況には至らず。

 

でも、何をするにしてもお金(いわゆる事業資金)があるに越したことはないよね?

と考え、将来の起業のためにまずはお金をとにかく稼ごうという思考になっていきます。

 

今までは仕事にやりがいや居心地などの部分も求めていました。

しかし

  • 仕事は大変、人間関係も辛い、絶望的な職場環境だけど年収1000万円
  • 仕事は楽、人間関係最高、何も不自由ないけど年収400万円

という選択があったとしたら、前者のほうがよくない?という考えも芽生えてきていたのです。

それほどまでに私にはお金に対する執着がありました。

 

仮に働く時間ばかりでプライベートの時間が少なかったとしても、その少ない時間にお金をたらふく使ってセレブのように過ごせたら、満足できるのではないかと。

日々の食事や底の尽きない物欲を満たせれば、仕事が多少辛くても頑張れるのではないかと。

そんなわけで、手段は問わずに稼ぐことを検討し始めます。

 

ここで「エンジニアを辞める」選択肢を検討するわけです。

それまでは、自分が他に何ができるかもわかりませんし、エンジニアを辞めるなんて全く考えようともしませんでした。

しかしこの時はダメだったら最悪辞めればいいし、人生一度きりだし、やってみたいのであればやってみよう!という頭になっていました。

 

そして会社員で大きく稼ぐにはどうしたらよいか?と考えたとき

「営業」が選択肢に浮上したのです。

 

年収2000万円越えの知人から話を聞き、辛いと評判の大東建託の建築営業をやってみたい!と思う

稼げる職種として営業を検討し始めた私ですが、実はその中でもやってみたい営業は決まっていました。

大東建託の建築営業です。

 

大東建託といえば全国のあらゆるところにアパート・マンションが建っている超大手企業です。

そして大東建託の営業をやってみたいと思った理由ですが、超単純です。

身近に大東建託の建築営業をやっていて、ものすごく稼いでいた人がいたからです。

地元にいた時の趣味のバドミントンの知り合いなのですが

この人はBMWに加え複数台の車を乗り回していて、さらには1本2万円以上するラケットも最新モデルが出る度に購入しているという人で、稼いでいることが明白な人でした。

 

「あの人は一体何者なのだろうか・・・」

「こんな田舎でどんな仕事をしていればあんなに稼げるのだろうか・・・」

と不思議に思い、その方に話を聞いてみたことがありました。

その答えが大東建託の建築営業だったというわけです。

 

ちなみに建築営業とは、別名コンサルティング営業とも言い、土地を所有しているオーナーさんに対して「収益の出るアパート・マンションを建てることで相続や節税を考えませんか?」と提案・営業するというものです。

 

大東建託は、この営業により建てた物件を自社で管理し、35年一括借り上げというシステムで借り上げることによって空室の有無に関わらずオーナーさんには一定の家賃収入を保証します。

自社の管理物件に対し、自社で持っているテナント営業が客付けを行うことで、空室を埋めるという目的をオーナーさんと一緒にしていると。

すごくよくできたシステムだと思います。

 

話を戻しまして、この営業でコンスタントに契約を取っていたその知り合いは、話を聞いた感じだとおそらく年収2000万円以上はあったのではないかと思われます。

ちらっと、普通のサラリーマンの年収分くらい税金を払ってるとか言ってました。。

大東建託では5年くらい働いて、さらには稼いだお金で自分でも土地を買ってアパートを3棟くらい建てちゃって。

辞めたあとはしばらく仕事をしないでその家賃収入だけで生活してたりして。

もう羨ましい限りですよね!!!

 

しかしながら、当然稼げる分楽なわけはない。

この大東建託の建築営業ですが、まず大東建託は、昔から飛び込み営業一筋

DMや電話も使わないわけではないですが、基本全て飛び込みです。

そしてその成果に対する厳しさ、追及は凄まじいものがあり、もうそれはそれは辛い・激務・過酷と評判です。

インターネットで調べれば、すごい数の口コミが出てきます。

朝早くから夜遅くまで、土日もほぼ休みなし。

職場には罵声が響き、契約が取れなければ居場所はなし。退職に追い込まれるという・・・

そんなインターネットの書き込みについてもその知人に確認してみたのですが、「大体そのとおりですよ」と言ってました(笑)

 

でも、調べれば調べるほど出てくる苦い経験談も、もはややりたいと突き動かされた私には全く効きません。

前述したとおり、環境がしんどくても高い給料もらえるなら頑張れると思う!ということで、大東建託の営業にチャレンジするのでした。

 

大東建託の営業は、評判のとおり超厳しい・きつい・・・辛い辛い日々の始まり

そうして大東建託の建築営業へ転職した私。

年齢で言うと28歳、2014年ですね。

なお、先に結果をお伝えしてしまうと、大東建託で働いた期間は2年3ヶ月でした。

 

環境がしんどくても高い給料もらえるなら頑張れると思う!

ということで転職しましたが、やはり実際の現場を見るとそんな考えは甘ちゃんでした・・・

入った初日から後悔することになります。。

 

入社初日、初めて職場に入った瞬間、いきなり課長と思われる人物が部下にボロクソに罵声を浴びせている場面に出くわしたのです。

あまりの迫力に、顔が引きつります(笑)

「うわーこれネットで見たやつまんまや・・・」

「こんなピリピリしてるのか・・・マジで場違いなところに来てしまった・・・」

「こんなところでやっていけるのか・・・」

と、初日から不安が募りました。。

 

そうはいってもさすがに新入社員に対していきなりボロクソを言うことはなく

約1週間は先輩の後ろにくっついて営業を見させてもらい、レポートを書いていただけで、特に何を言われるわけでもありませんでした。

 

がしかし、ここから事態は急変。

「じゃあ今日から1人で行ってみようか。」

「30部パンフレットを用意して、対面で話せた人に渡して来て。ポスティングはダメね。対面で話せた人だけね。」

ということで、いきなりガッツーんと上がったハードル。

 

営業経験者ならなんてことはないと思うんですけどね。

私みたいな営業未経験者でかつ営業に苦手意識を持っている人間からすると、もうそれはそれは1人で全く知らない家に飛び込むだけでもすごいことなんですよ。

それがいきなりパンフレットのノルマを与えられるなんて・・・

時間も限られており、日中なので自宅にいない方も多いということもあり、時間内に渡しきれるかなり微妙なところでした。

 

結果、半分くらいしか渡せず止む無く事務所へ戻った私。

そんな私に対して課長は

「30部全部渡せと言った仕事に対して半分くらいしか渡せませんでしたって、お前なめてんの?」

「そんな奴が何千万何億っていう仕事の契約取れると思うか?」

「そんなことすらできない半端な覚悟で入ってきてんの?それじゃはっきり言って無理だわ」

と、今までは新入社員だったから何も言わなかったけど、今この瞬間から違うからな?と言わんばかりの豹変ぶり。。

まぁほんと、内容はぐうの音も出ないのですけどね。。

 

そんな感じで、ここから辛い辛い地獄の日々がスタートします。

この大東建託の営業でのエピソードは沢山ありますが、特に印象に残ったところをピックアップしたいと思います。

 

大東建託の建築営業で辛いと思ったこと4点

辛いと思ったこと① 時代錯誤な膨大な作業の強要

とにかく書き物が多いです。

例えば訪問するための地図に予め土地持ちオーナーさんの印や目ぼしい土地の書き込みを行う、見込客一人一人の訪問メモを作成するなどです。

まともに会社がやれと言っていることを全てやるとしたら、明らかに普通の業務時間では足りません。

大東建託に勤めている間、毎日始業時間の1時間以上前から喫茶店で作業し、夜も毎日22時くらいまで作業をしていましたが、それでもギリギリでした。。

毎日大量の書き物を繰り返し、休む暇がない・・・これがボディーブローのように辛かったです。。

 

辛いと思ったこと② 理不尽な上司。理不尽に怒られること多数。

とにかく日々やらなければ多い作業が多い中で、突発的な出来事やイベントなどで物事が思うように運ばないこともあります。

 

そんな中でも、上司は全く関係なく

「何でこれやってねぇんだ!!!」

「言い訳無用!!!」

と、有無を言わせず叱責する場面が多々あります。

 

もう、そういうやり方が当たり前というか、そういう会社なんです。

大東建託で、理不尽な怒られ方をせずに出世した人はいないと思います。

なので別に、開き直ればいい話なのですが

根が真面目(←自分で言うな)な私は、どうしても納得がいかずふてくされ・・・無駄に受け止めしんどくなるのでした。

 

辛いと思ったこと③ とにかく成果に厳しい。無実績月数に応じて給料がどんどん下がる。

営業会社としては当たり前なのですが、とにかく成果に厳しい会社でした。

新入社員は3ヶ月(だったと思います)の猶予期間がありますが、そこから無実績月数のカウントが始まります。

この無実績カウントが半年、1年と増えるごとに、基本給がガクッ、ガクッと減っていきます。

半年で-6万円、1年でさらに-3万円、2年でさらに-3万円で合計12万円だったかな・・・?

ちょっとここは記憶が曖昧ですが下がる額がなかなかのもんです。

元々、20時までの残業が前提となっており、最初の基本給は28万8000円と高いのですが

ここから12万円とか下がるので、結局普通の大卒の初任給以下レベルまで落ちる可能性があります。

 

もちろん、実績さえあげてればなんのことはないのですが。

それが難しいってもんです。

 

辛いと思ったこと④ とにかく休みが少ない。お盆休みや正月休みも極端に少ない。

元々休みが少ないことを覚悟で転職しましたが、いざ働くと日々の仕事が本当にしんどく、毎日神経をすり減らして働いていたような状態でした。

なので、毎週必ず土日のどちらかは出勤・お盆休みや正月休みも極端に少ないという状況は、想像以上に辛かったです。。

 

ちなみに週1日の休日取得は時代の変化で強制となったことで、それ以前は土日どちらも出勤で、ほとんどの週で休みなしという状態だったようです。。

 

お盆休みや正月休みなどの長期休みは、普段会えない人に会えるかもしれない営業の絶好の機会だということで、「何日出るんだ?」と聞かれます。

こちらも時代の変化により「何日出ろ!」と強制しないようになったようですが

「何日出るんだ?」に変わったところで、「1日も出ません!」なんてとてもじゃないけど言えない空気。。

そして出ればかならず成果を求められ、成果が出なければ追及・叱責されます。

 

働いていた2年3ヶ月、休日も休日と思えなかったというか

いつ何時も、ずっと心が休まる感覚がなかったです。

私はうつ病になったことはありませんが、こういう日々を繰り返すことでうつ病になっていくのかなとふと感じました。

 

結論、私は大東建託の建築営業で生きていける人間ではなかった

正直まだまだ辛かったことは沢山あるのですが・・・なかなかうまくまとまりきらないので一旦このくらいにしておきます。

ちなみにこれらは私の話であって、私が不甲斐なかっただけで、私自身それを自覚しております。

性格的に、叱責されても受け流せる人・ものともせず逆に発奮できる人なんかは私のように辛いと感じないかもしれません。

 

ただ、私にとっては今まで生きてきた世界とは丸で別世界で、やはり適材適所といいますか、住む世界が違うところに来てはいけないのだなと感じた経験でした。 

 

大東建託の建築営業の求人に応募したい方へ、経験者から伝えたいこと

私が大東建託の建築営業をしていた期間ですが、28歳で入社して、2014年~約2年3ヶ月になります。

大東建託の建築営業の実績としては、一応契約は3件取ったのですが、内2件は諸事情により解約になりました。。

無事建築を終えた1件では約550万円の歩合給をいただき、当初の目的の事業資金を多少稼げたのですが

そもそもそんな目的でやる仕事ではなかったという後悔があります。

 

オーナーさんにとっては大きな資金をかけた大事な決断。

35年一括借り上げと言えど、将来賃貸経営が順風満帆かはわからない。

(現にレオパレスは違法建築で大問題になってます。。)

そんな決断を後押しする営業が、ただ短期間に沢山のお金を稼ぎたい、いつ辞めてもいいやって気持ちでやってたら、釣り合いません。

その気持ちのずれは必ず営業の成果に現れます。

 

もし私のように

「短期間に沢山のお金を稼ぎたいから、長くはやらないつもりだけどこの仕事をしてみよう!」

という想いでチャレンジしようとしているならば、辞めたほうがよいと思います!

と言っておきます。

 

ただ、大東建託で学んだことは本当に沢山あり、その後の人生において非常に意味のある経験になったと感じています。

 

この記事を読んでもやりたい!と思っているとすれば、あなたはとても強者です(笑)

得るものも多いと思うので、この記事を読んでも物怖じしない人であればチャレンジするのもよいのではないかと思います。

 

ただ、私が勤めていた頃と比べ現在は融資が非常に厳しくなっていると聞いてますし

飛び込み営業一筋の大東建託にとって、コロナの影響は計り知れないほど大きいはずです。

何も調べてないのでさっぱりですが、今現在会社の経営は大丈夫なのかなと思っています。

その辺も調べたり、考慮した上での応募が必要ですね。

 

なんとかなるっしょ!「無在庫転売コミュニティを事業の柱に!?失敗必至の起業」編へ

続いては、いよいよサラリーマンを辞めて起業します。

無在庫転売コミュニティを事業の柱に!?失敗必至の起業編です。

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